HIGH RAIL 1375に乗ってみた & 懐古園を散策

小海線を走る観光列車「HIGH RAIL 1375」

こんにちは、ぶたやまです。

今回は、観光列車「HIGH RAIL 1375」に乗車してきました!

乗車券に追加料金840円(2025年4月現在)で乗れる、とてもリーズナブルな観光列車です。

どんな列車?

HIGH RAIL 1375 は、主に週末や祝日に小海線を走る観光列車です。

小海線はJRでもっとも標高の高い場所を走る路線であり、そこを走るHIGH RAIL 1375 は「天空にいちばん近い列車」がコンセプトとなっています。

ぶたやま
ぶたやま

「1375」は、JR最高地点の標高1375mのことです!

列車の運行は、以下の3つがあります(2025年4月現在)。

列車名運行先備考
HIGH RAIL 1号小淵沢10:39 → 小諸 12:53特製駅弁予約可。一番人気が高い。
HIGH RAIL 2号小諸 14:46 → 小淵沢16:59席が取りやすい。
HIGH RAIL 星空小淵沢19:22 → 小諸 21:59特製駅弁予約可。野辺山駅で星空観賞会あり。
ぶたやま
ぶたやま

1号と星空号は、特製お弁当が注文できます!

ぷうた
ぷうた

小淵沢の有名な駅弁屋・丸政さんの駅弁なのね

ぶたやま
ぶたやま

ただし、事前に「ネットでエキナカ」から予約が必要なので注意!
また、「1号」と「星空」で、駅弁の内容が違うから、間違えて予約しないようにしないとね。

ぷうた
ぷうた

詳しくは、以下サイトの「HIGH RAIL 1375」を見てね!

今回、ぶたやま家は「HIGH RAIL 1号(小淵沢~小諸)」に乗ってきました。

沿線には清里や野辺山等の観光地もあるので、途中下車も楽しそうですね!

小淵沢へ行く

早速HIGH RAIL 1375に乗るために小淵沢へ向かいます。

新宿駅から小淵沢なんて、「特急あずさ」でひとっ飛びですが、ぶたやま家は

ぶたやま
ぶたやま

旅情を感じたい(&お金がもったいない)のでコレ!

ぷうた
ぷうた

ブヒ・・(泣)

あずさは早すぎますよねー。

笹子から勝沼へゆっくり下っていくと、甲府盆地の良い景色が見られます。奥秩父や南アルプスはあいにくの雲模様でした。

この区間はボックスシートとロングシートがありますが、今回は人気のないロングシート車両でした。

圧倒的な貸し切り感・・・これはこれで開放感があって良いかも?

ほどなくして小淵沢に到着。すでにHIGH RAIL 1375が入線していました。

駅の看板も、星空に八ヶ岳が浮かび上がる美しいデザインとなっています。

正面から。隣のウッド調の待合室も良い雰囲気です!

HIGH RAIL 1375の車内探訪

アテンダントさんに迎えられ、きっぷを見せて車内に乗り込みます。

席はいくつかのタイプがあり、まずはメイン?の1号車から探索。

一人旅には最適なシートがあり、ぶたやまはコレに乗りました。シートモケット柄も星空をイメージしたものになっています。

こちらは眺望重視の2人用座席。家族はこちらに乗車しました。

ボックス4人席は2つ。ぶたやまが予約時点では、すでに売り切れていました。

そして2号車へ。

こちらは通常のリクライニングシート席。なんだかんだで一番乗り心地が良さそう?

他に、物販カウンターや、

オシャレな書庫&プラネタリウム的な部屋もあり、さすがは観光列車!という設備でした。

トイレも洋式バリアフリー化されています!

特製駅弁を食べる

そしてぶたやまといえば、やはりごはん!

HIGH RAIL 1号の特製弁当「小海線高原ブランチ」を予約したのでした。

アテンダントさんが席まで運んできてくれます。弁当ケースは、列車が飛び出す特別仕様に。

中はこんな感じ。まさに高原の詰め合わせパックという感じで、美味しそう!

野辺山あたりの清流を見ながらいただく・・・最高ですね!

列車は、名所があると速度を落として案内してくれます。
こちらは名称の元になったJR最高地点(1,375m)の標札。

トンネルに入ると、照明がとても美しいことに気づきました。ステキ。

野辺山駅では、20分弱の停車時間が設けられており、駅内を少し散策できるようになっています。

野辺山駅内は、カメラでフラッシュ撮影すると、星座が浮かび上がる仕組みがあるので、ぜひお試し下さい。

ぶたやま
ぶたやま

ぶたやまが持っているスマホではダメでした。カメラ持っていけばよかった・・・

最近は普通に高感度撮影できるので、一眼を持ってきてもフラッシュを持ち歩かないんですよね。

車両後部から、八ヶ岳遠影を撮影。
若い頃(ブタになる前)に1回登ったのですが、忙しくて日帰りピストンだったのが悔やまれます。

ひとしきりはしゃいで、ウトウトしていたら佐久平に到着。

佐久平から新幹線で帰宅することも考えたのですが、せっかく来たので、久しぶりに小諸の懐古園まで足を延ばしました。

小諸に到着!こちらは曇天でした。

あっという間の2時間14分でした。機会があれば、HIGH RAIL 星空号も乗ってみたいですね!

ただ時間を合わせるのがなかなか難しそう・・・

小諸駅は、特急あさまが来なくなってしまい、昔の繁栄を知る者としては少し寂しい感じです。

本日宿泊予定の「小諸グランドキャッスル」と有名な「高峰温泉」以外は看板が外れていました。

今は佐久平が名実共に佐久地方の中心駅、という感じですね。

懐古園を散策

小諸城址・懐古園

さて、小諸についたら小諸そばと懐古園ということで、久しぶりに懐古園を散策しました!

日本百名城に認定されており、広大な庭園が保存されています。

共通券(大人ひとり500円)を購入して、懐古園に入り、島崎藤村記念館~小山敬三美術館~微古館と回るのがオススメです!

ただし距離はそれなりにあります。(小山敬三美術館は少し遠いです)。

ぶたやま
ぶたやま

動物園も併設されているので、お子様と一緒ならそちらも良いです!

内部の石垣は野面積で、築城の古さを感じます。

こちらは小山敬三美術館。私も初めて入りましたが、とても素晴らしい絵画が飾られています。

グランドプリンス高輪に小山敬三氏が描かれた屏風絵があるとのこと。今度行ってみよう。

本丸跡には神社が建てられ、菅原道真公が祀られています。

この後、名物くるみそばを食べに「草笛 総本店」に向かったら、すでに終了していました(泣)。

総本店の営業時間は11:00~15:00でした・・・

小諸グランドキャッスルホテルに宿泊

この日は、懐古園に隣接している「小諸グランドキャッスルホテル」に宿泊しました。

チャペル設備まで備える大型シティホテルでしたが、現在は伊藤園ホテルズが買収しています。

そのため、サービスは他の伊東園ホテルズと標準化されたものが提供されています。

伊東園ホテルズは1泊2食で8千円~のリーズナブルさが最大の売りですが、ぶたやまはかつての栄光の時代を探索しに行っている感がありますね。

ぶたやま
ぶたやま

昭和で刻が止まった感じが溜まらない・・・!

ロビー・フロント

小諸グランドキャッスルホテルはかなり品格が高いホテルだったようで、懐古園側からホテルに入ると、仲見世通りがあるような構造に。全盛期に訪れて見たかった・・・

いまは利用されておらず、閑散としています。伊東園ホテルズあるあるですね。

こちらはフロント。隣の一画でお土産コーナーが展開されていました。

客室

客室はスタンダードで綺麗に清掃されています。エアコンやテレビは新調されていました。

ぶたやまが泊まった伊東園ホテルズの中では、上位ランクですかね。

和室の旅館系が多いので、ホテルベッド形式が珍しいのかも。

お菓子も用意してくれています。

窓からは、小諸駅や浅間山が見えていました。なかなか良い眺め!

洗面・バス・トイレは標準的なシティホテルのタイプでした。十分な広さと設備です。

一番感激したのがコレ。ベッド横のシステムオーディオが懐かしい・・・!
ぶたやまが小学生の頃の設備ですね。

すでに電気が通っておらず、アンティーク家具と化していました。

温泉・チャペル

小諸は温泉処では無いと思いますが、ちゃんと温泉が併設されています。

やや小さめですが、泉質は良いように感じました!ただし掛け流しでは無いです。

なおエレベーターが無く階段の上り下りが必要なので、ご注意ください。

また、チャペルは利用されていませんが、15:00~20:00で無料開放されており、見学可能です。
雰囲気を味わいたい人はぜひ。

夕食と朝食

こちらは伊東園ホテルズ安定の大広間ビュッフェスタイルです。串揚げフェアを開催しており、美味しくいただきました!

特に美味しかったのは、そばですかね。3種類のそばの食べ比べが出来て満足しました!

ぶたやま
ぶたやま

もう食べられない・・・

ビュッフェ形式だと120%で食べてしまうのが何とも治りません。病気ですかね。

そして翌日、カーテンを開けたら雪でした。
3月末だったのですが極寒!さすがは長野。

コレは皮下脂肪を蓄えねば!・・・と朝食会場へ。こちらも満足。

そういえば、伊東園ホテルズで一番人気があるホテルはどこなのでしょうね?

今度調べて行ってみようかな・・・

リーズナブルで興味深い体験も出来て、とても良い旅でした!