この記事には広告を含む場合があります。
記事内で紹介する商品を購入することで、当サイトに売り上げの一部が還元されることがあります。
こんにちは、ぶたやまです。
今回は前回(2日目)の続きとなります。
3日目の予定は以下の通り。
| 発駅 | 発時刻 | 着駅 | 着時刻 | 路線 | 種別 | 形式 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 新見 | 5:16 | 備後落合 | 6:36 | 芸備線 | 快速 | キハ120 |
| 備後落合 | 6:41 | 三次 | 8:06 | 芸備線 | 普通 | キハ120 |
| 三次 | 8:18 | 広島 | 9:39 | 芸備線 | 快速みよしライナー | キハ120 |
| 広島 | 10:00 | 広 | 10:46 | 呉線 | 快速安芸路ライナー | 227系 |
| 広 | 11:51 | 糸崎 | 13:29 | 呉線、山陽本線 | 普通 | 227系 |
| 糸崎 | 13:32 | 相生 | 16:16 | 山陽本線 | 普通 | 227系 |
| 相生 | 16:18 | 姫路 | 16:39 | 山陽本線 | 普通 | 223系 |
芸備線を走破する
芸備線(新見~備後落合)
本日は新見5:16発の備後落合行きから始まります。
実は前夜に台風が通過しており、運行が危ぶまれていたのですが・・・

芸備線は無事に運行される模様! 新見の1泊が無駄にならなくて良かった・・・
一方で姫新線側は運転を見合わせていました。

写真の通り、始発便はレアな快速運転を行っており、東城までの5駅を通過します。通常より8分短縮し、表定速度も「39km/h」とややアップ。
列車はぶたやま以外に3名が乗り込み出発。この早朝に誰も乗らないかと思ったのですが、おそらく同業者かな?
何故この早朝時間に走らせるのか不思議だったのですが、乗り込んだメンバーからは分かりませんでした。
東城までの直線区間はかなりスピードを出しており、朝靄の中を疾走!

こちらは秘境駅の道後山駅。JR西日本区間では「木次線の三井野原駅」に次いで標高が高く、611mあります。ここから次の備後落合までの標高差は160mあり、勾配も25‰ とのこと。列車はゆるりゆるりと蛇行しながら降りていきます。

1時間18分で、備後落合駅に到着。三次行きに乗り換えます。

ここで、「なぜ新見を早朝に出る列車が存在するか?」の意味が何となく分かりました。新見→備後落合は単純に列車回送の意味合いが強く、折り返しの備後落合→新見行きで通学客が利用するためと思われます。
実際驚いたのですが、秘境の備後落合駅から何名かの高校生が乗り込んでいました。
備後落合駅は無人駅なので、列車を置いておけず、新見駅から持っていっているのでしょうね(違う理由かもしれませんが)。
芸備線(備後落合~三次)
備後落合駅は前日に観光したので、今回は大人しく6時41分発の三次行に乗り込みます。
こちらはキハ120ロングシート仕様でした。想像しにくいですが、この列車が混雑するのも・・・

乗り込んだのは新見からの3名+備後落合から高校生1名です。
備後落合から広島まで直通する列車はありませんが、運賃表示は広島まで載っていました。

列車は眼下に渓谷を臨みながらゆっくりと進みます。台風が通った割には増水しておらず、列車運行は問題なさそうですね。

ところどころに町が点在し、列車は数名の高校生を拾いつつ進んでいきます。通学需要はあるようです。ただし隣は並行して国道183号(米子~三次~広島)が走っており、昨日の木次線の国道314号線と同様、強力なライバルとなっています。

この区間内の最大都市である備後庄原駅は大量に乗降客(ほぼ高校生)があり、ロングシートで良かった!というレベルになり、写真を撮ることはままならず・・・
そして福塩線の合流駅である塩町駅からは山手線レベルの大混雑に。
何とか全員乗り込み、三次駅に到着しました。

表定速度は「32.3km/h」でした。木次線よりマシですが、やはり渓谷の崖沿いを走るので25km/h制限が多く、スピードが出せない状況です。
芸備線(三次~広島)
当初は福塩線に乗ることも検討したのですが、昨晩の台風の影響で福塩線は吉舎駅より先が不通区間となっているとのことで、大人しく8時18分発「快速みよしライナー」に乗ることに。

列車は2両で、ボックスシートとロングシートを併用した編成です。「みよしライナー」は、以前走っていたJR最後の急行「みよし」の後継として活躍しており、通学時間外でも旺盛な旅客需要がありました。

混雑していたので、写真は撮れず
特に下深川駅からは視界がひらけて一戸建ての家が建ち並び、広島市通勤圏内に入ったことを実感します。大勢の人が乗り込み、太田川に沿って進みます。山陽新幹線の高架下を抜けると山陽本線と合流し、ほどなくして広島駅に到着しました。
この区間は高速バスの台頭もあり、急行みよしは廃止に追い込まれましたが、みよしライナーは当面安泰そうですね。
芸備線は通しで最高速度は85km/hですが、この区間は線形が良く整備もされているのでトップスピードで走ることも多く、みよしライナーの表定速度は「51.0km/h」に達しています。
姫新線、木次線とキハ120の性能を持て余してきましたが、唯一本来の性能を発揮できる区間ですね。
三次~広島間はみよしライナーが約1時間25分(1,340円)、高速バスが約1時間50分(1,550円)なので、現時点ではJRに分がありそうです。
呉線を走破
広島駅に到着。とりあえず最近オープンした駅コンコース2階の路面電車乗り場に行ってみることに。

おお、すごい!これは未来の交通システム感が漂いますね。乗り込んでくる路面電車の車両が古いのも味があります。
宇都宮ライトレールの例もありますが、最近は次世代交通システムとしての路面電車が見直される傾向にあり、環境的にも良いことかなと思います。
呉線(広島~広)
広島で2時間くらい粘り、お好み焼きを食べてから呉線に乗る予定だったのですが、「少々急ぎたい用事(後述)」があったこと、広で次の列車の待ち時間があることから、広まで行ってから昼食を取ることにしました。

広でもお好み焼きが食べれるっしょ
乗り込んだのは「快速安芸路ライナー」で、車両はJR西日本新型の227系。新快速で利用されている225系ベースなので極めて快適な乗り心地です。

電車は3両編成ワンマン運転で立ち客もチラホラ。海田市駅までは山陽本線を疾走し、海田市駅から呉線に入ります。快速と言いつつも単線のため、行き違いをしながらゆっくり進みます。

結構な頻度で行き違いするので、この区間は複線でも良いような・・・
芸備線の山岳路線とはうって変わり、車窓は穏やかな瀬戸内海を眺められる風光明媚な路線です。お弁当を買うでも良かったかな・・・

線名にもなっている主要駅の呉駅でかなりの人が降り、終点の広駅へ。

さて、お好み焼き屋はあるかな?


思ったよりお店が無い・・!
駅周辺にお好み焼き屋を1店舗見つけたのですが、「準備中」の悲しき文字が・・・仕方がないので、少々歩いてみます。
結果、本日の昼食はコチラに決定(泣)。背後には広島の雄・エディオンがそびえ立っています。

うーむ。呉駅で降りるのが正解でしたね。失敗したなぁ・・・

安くて美味しかったですけどね
表定速度はみよしライナーよりも遅い「44.2km/h」でした。頻繁な列車行き違いと線形の悪さが影響しましたね。
呉線(広~三原)
広からは同じく227系で山陽本線まで乗り入れる糸崎行きに乗車します。
広島~広間は1時間に2~5本の列車が設定されていますが、広~三原間はグンと本数が落ちて1時間に1本レベルのローカル様相に。
列車は3両ワンマンで混雑は無く、ゆったりと座れます。
この区間は海が近く、車窓が最高です!

牡蠣の養殖かな?瀬戸内海はとにかく穏やか。

この付近は造船業も盛んです。

ただし想像よりも崖に沿って走るため、JR西日本必殺の25km/h制限を受ける箇所も多いです。25km/h制限は中国山地だけかと思ってた・・・
乗降客は沿線主要駅である「竹原駅」とうさぎ島へのアクセスで有名な「忠海駅」での乗り降りが多く、その他はポツポツという感じでした。
この区間も将来存続が危ぶまれる収支になっているようです。とはいえ風光明媚な路線ですし、観光列車を走らせる等々の手は打てそうな感がありますね。
表定速度は「40.1km/h」でした。行き違い待ちは少ないですが、25km/h制限が多いのが難点。
山陽本線(三原~姫路)
三原にて「ローカル線満喫の旅」は終了し、帰宅の途へ。
本日は糸崎・相生で普通列車を乗り継ぎ、姫路まで戻ります。
山陽本線の岡山地区も227系Uraraに変わっていました。

表定速度は乗り継ぎ時間を含めても「55.2km/h」!
流石は天下の山陽本線ですね。
コンフォートホテル姫路に宿泊
お腹も膨れたので、本日の宿「コンフォートホテル姫路」に泊まります。

コンフォートホテルを利用するのは以下の2点。
・株主優待を持っている
・5つホテルを制覇するごとにプレゼントが貰える
大前提として、「コンフォートホテルはコスパが良く使い勝手が良い」というのもありますね。
フロント・ロビー
コンフォートホテルの標準フォーマットとして、フロント・ロビーには共有施設(兼 朝食会場)があります。
綺麗に整備されていて居心地が良い空間です。

ウェルカムドリンクサービスもあります。

10:00~24:00の間は、ライブラリーカフェとして宿泊客は無料で利用できます。

室内
今回はシングルを予約しました。室内はコンフォートホテルの標準的な仕様です。
ベッドのマットレスは反発力があるタイプで、腰痛のぶたやまにはフィットします。

デスク・チェアもしっかりしており、パソコン作業には持って来いです。Wi-Fiスピードも快適でした。

システムバス・トイレも標準的な仕様です。

夕食はもちろん・・・
途中で「少々急ぎたい用事」と書きましたが、理由は1日目に食べ損ねたコレ。
そう、姫路タコピィ!

「明石焼き」✕「たこ焼き」というジャンルですが、ぶたやまはコレが大好きなので・・・

上の写真のやつを3セット食べました!

満足!
これで今回の旅で思い残すことはありません・・・
朝食
朝食はもちろん、コンフォートホテルの無料朝食です。
以前は無料朝食相応のレベルだったのですが、ここ最近は品質向上が著しいなぁと感じます。

次回は、いよいよ東京駅に戻ります。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。


