資産形成方法(#5:光熱費・太陽光発電)

前回からの続きとなります。

光熱費を削減するには?

ついに念願の一戸建てを購入したぶたやまですが、気になる点が一点。

ぶたやま
ぶたやま

光熱費が高い!

ぶたやま家は電気・ガスの契約を前の家主から引き継いだのですが、標準契約のため、かなり高額でした。

しかもこの地域は「集中プロパン方式」で、そのガス料金が非常にお高い・・・!

ぶたやま
ぶたやま

ふっふっふ・・・それはすでに考慮済み!

そう、ぶたやまの次なる計画は、

光熱費(おもにガス代)を節約するため、オール電化にする。

オール電化と相性の良い太陽光発電も取り入れる。そのため屋根は南向きの切妻型にする。

そのために前回、屋根の形にこだわっておりました。

ぶたやま
ぶたやま

しかもオール電化&太陽光発電は、きっと地球にエコなはず!

実際のところ、「ソーラーパネル生成のため電気代がかかる/産廃物が増える」とかで、現時点ではエコかどうかの判断は難しそうですね。ただ、各家の屋根にソーラーパネルを載せることは、悪くないのかな、というイメージを持っています。(ただ、メガソーラーで山の斜面を切り崩すのはいかがなものか・・・という感じです)

ということで早速ソーラー&オール電化に取り掛かりたかったですが、まずは

ぶたやま
ぶたやま

1年くらい電気&ガスで経過を見て、比較しよう!(※実際はお金が無い)

ですよね! なお、その結果が以下のとおりです。

電気&ガス代 vs オール電化&太陽光発電

結果は以下のとおりです。(2006年~2008年なので、やや情報が古いです)

年間電気代年間ガス代合計
電気+ガス(集中プロパン)60,317 円/年64,605 円/年124,922 円/年
オール電化+太陽光発電66,882 円/年なし 66,882 円/年
電気代・ガス代の比較

上記の通り、「この街区に限れば」、おおよそ半額程度に削減することができました!

ぷうた
ぷうた

いやいや、設備投資費が掛かっているでしょー

ぶたやま
ぶたやま

それも比較しないとね!

オール電化に掛かった費用

ぶたやま家で導入した設備は、以下のとおりです(2007年当時の価格です)。

内訳内容費用
太陽光発電シャープ 出力3.83KW 2,200,000 円
IHクッキングヒーター三菱 ハイグレードタイプ 222,500 円
エコキュートダイキン 370l スリム型 647,500 円
合計 3,070,000 円
工事代、既存機器(ガスコンロ・給湯器)の撤去処分費を含める

合計3,070,000円でした。

ぷうた
ぷうた

割とお高い・・

ぶたやま
ぶたやま

相見積は取ったので、そんなに高くは無いハズだけどね~
ただ、家で使わなかった発電分は電力会社に売れるので、さらにお得になるよ!

太陽光発電の売電費用は

以下が、ぶたやま家の売電費用(使わなかった電力を売却した費用)です。

売電価格
2008年111,412 円
2009年110,834 円
2010年189,840 円
2011年202,848 円
2012年192,336 円
2013年204,480 円
2014年199,776 円
2015年187,152 円
2016年182,304 円
2017年197,376 円
2018年191,040 円
2019年165,480 円
2020年30,521 円
2021年32,671 円
2022年31,593 円
2023年34,839 円
合計(2008~2023年)2,264,502 円
売電費の推移
ぶたやま
ぶたやま

ということで、太陽光発電の導入費用分はペイできました!

ぷうた
ぷうた

2010年と2020年で買取価格がだいぶ違うね。どうして?

ぶたやま
ぶたやま

どちらも政府施策で、
・2010年は買取価格が2倍(21→42円)、

・2020年は特別買取価格が終了(卒FIT)で42→10円

だったと思う。

オール電化(+太陽光発電)の損益分岐点

いままでの情報をまとめると、以下の表になります。

 電気+ガス(集中プロパン)  オール電化+太陽光発電
(※売電価格を差し引いた値) 
 1年目  124,922  3,025,470 
 2年目  249,844  2,981,518 
 3年目  374,766  2,858,560 
 4年目  499,688  2,722,594 
 5年目  624,610  2,597,140 
 6年目  749,532  2,459,542 
 7年目  874,454  2,326,648 
 8年目  999,376  2,206,378 
 9年目  1,124,298  2,090,956 
 10年目  1,249,220  1,960,462 
 11年目  1,374,142  1,836,304 
 12年目  1,499,064  1,737,706 
 13年目  1,623,986  1,774,067 
 14年目  1,748,908  1,808,278 
 15年目  1,873,830  1,843,567 
 16年目  1,998,752  1,875,610 
 17年目  2,123,674  1,916,263 
ぷうた
ぷうた

15年目で逆転している!

ぶたやま
ぶたやま

ぶたやま家の場合は、15年以上住むなら、オール電化+太陽光発電に変えたほうが良いということになるね

ぷうた
ぷうた

じゃあ、15年以上住む場合は、変えたほうが良いんだね

ぶたやま
ぶたやま

いや、そう単純でも無いんだよね・・・

では、オール電化(+太陽光発電)が良いのか?

上記はシンプルに計算しましたが、実際は以下の変動要素があります。

・政府の施策による変化
・電気代やガス代の変化
・家族の変化(=電気・ガス利用量の変化)
・日照率
・機器の故障による修理代や購入代

ぶたやま
ぶたやま

実際にぶたやま家は、2024年にエコキュートが故障して買い替えました・・・(40万くらい)

結論

電気&ガス代 vs オール電化&太陽光発電はどちらが良いのか?というと、

ぶたやま
ぶたやま

さっぱり分からない・・・

というのが本音ですが、石が飛んできそうなので、ざっくり以下の判断になるかと思います。

オール電化に向いている
・プロパンガス地域であり、かつガス代が高額である(プロパンガスの価格は地域で変動する)

上記に加え、太陽光発電にも向いている
・屋根が南向きの切妻型であり、それなりにソーラーパネルを載せられる。
・日照率が良い地域
・価格が安価に導入可能/政府から補助施策がある

オール電化に向かない
・都市ガス地域であり、ガス代が安価

ただ、費用以外のメリット・デメリットもあるので(電気は復旧が早い/ガスは暖まりが早い 等)、そのあたりも考慮して選ぶ必要があるでしょう。

太陽光発電は、費用のペイを考えるなら、(正直な感想としては)かなり限られた地域・家庭に限定されると思います。
ただし今後は電気代・ガス代ともに上昇傾向にあるため、太陽光発電を載せる価値も出てくるかもしれません。

なお、「蓄電池」については、(2024年時点では)まだ時期尚早であると考えています。
政府の施策で補助が出たら、その限りでは無いかもしれませんね。
ぶたやまも興味があるコンテンツなので、継続してウォッチしていきます!