10月25日と11月にハードフォークが実施される予定のビットコインですが、そもそもハードフォークとはなんなのか?そしてソフトフォークとの違いはなんなのか?よくわからない人のためにわかりやすく説明しようとおもいます。
仮想通貨のハードフォークとは
ハードフォークとは、互換性のないアップデートの事です。IT業界にいる人はこの言葉でなんとなーくイメージがつくかもしれませんが、互換性のないアップデートって言われても正直よくわからないと言う人がほとんどだと思います。
もう少し砕けた説明にすると「ビットコインと新ビットコンの2つに分裂し、この2つは全く別物として扱う」ということです。
基本的にハードフォークは、旧ビットコイン分の新ビットコインを旧ビットコイン保持者に付与し、その後旧ビットコインは使えなくなると言う考え方の元に発生します。
しかし、これとは別にビットコイン開発者とビットコイン保持者の間で意見が分かれ旧ビットコインも新ビットコインも使うことができるハードフォークが起きる場合があります。
これが、今年8月に起きたはビットコインとビットキャッシュの分裂です。
ではソフトフォークとはなんでしょうか?
仮想通貨のソフトフォークとは
ソフトフォークとは、ハードフォークとは逆に互換性のあるアップデートの事です。
つまり、「ビットコインはそのままで、ビットコインの性能を向上させる」ということです。
今年8月に起きたビットコインの「Segwit」へアップデートがこれにあたります。
では、なぜハードフォークやソフトフォークが発生するのでしょうか?
ハードフォークやソフトフォークが起こる理由
ビットコインは2009年に誕生してから現在に到るまでに通貨の量も取引の量も何十倍、何百倍とも言える量に成長してきました。
これは世界が通貨として認めはじめているというとてもいいことである一方で当初想定していなかった様々な問題が浮上してくることとなるのです。
例えばですが、取引の量についてです。
ビットコインはブロックチェーン技術を使い、世界各地にあるパソコンに取引の計算や履歴の記述などの代行をしてもらっています。しかし、当然ながら代行してくれる人が増えず、取引の量だけ増えれば、1つの取引が完了するまでとても多くの時間がかかってしまうと言うことになります。
そこで、日々進化する新しい技術を使用し、ビットコインのソフトウェアをアップデートすることで問題に解決するため、ハードフォークやソフトフォークが行われているのです。